歴史を学ぶということ
学生時代、尊敬する先生が、
「歴史を学ぶということは、今の自分がいる“位置”を知り、未来への道が見えてくることなんです」
と、おっしゃったのが印象的だった。
歴史好きの私としては、俄然、ヤル気が出たきっかけになり、
キャンパスの芝生の上に座り、耳を地面につけると、土の中から何か聞こえてくるような気がしたものだった。
けれども、先生のおっしゃることを実際にやろうとすると、それは地道で大変な作業であることもわかった。
毎年8月になると、否が応でも考えざるを得ないことでもある。
“歴史”“戦争”ということを。
もう、最新号ではなくなってしまったのだが、ビッグイシュー124号(8月1日発売)では、
戦争遺跡についての特集が組まれている。
その中で、「松代大本営の保存を進める会」の大日方さんが、冒頭の先生と同じようなことをおっしゃっている。
「一人ひとりが自分の生きる道を見出すために、常に過去から学び、歴史認識を鍛える」(13ページ)
一瞬一瞬は、瞬きのごとく積み重ねていくのだから、この作業って一生続くんだよね。
人間の歴史は戦争の歴史、と言われるくらいだけど、未来の可能性、人間の可能性を信じることは大前提にしたい。
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